IT技術書ってなくなるの
緊急事態になりましたね。
それはいったん置いておいて、iPadに入っている技術書を眺めていたら、技術自体はまだあるし、内容もよかったのに、書籍の情報が古くなってしまっている本もたくさんあるなあ、と突然思った。ちなみに(厳密には数学書とかもあるが)iPadには300冊以上入っていて、それとは別に一部のプログラミング書籍とか数学、その他デザイン系の書籍が家で私に読まれるのを待っている(積読の少しオサレな言い方)。
具体的に挙げていこう。まず、Node.js。これはずいぶん長い間よいと思える書籍がなかったんだけど、つい最近オライリーから出ましたね。いろいろごたごたもあったししょうがないのかもしれなかったけど、JavaScriptなのにこれだけ書籍が長い間更新されなかったのも珍しい。あと、(個人的には)Clojure。とくにもったいないのが「おいしいClojure入門」。面白い本なのに。プログラミングClojureももう古いイメージ(specの話とかないもんね)。シェア的にしょうがないよ!という気持ちもありつつ、Elixirはこの前第2版が出たもんなあ(でもオーム社が電子書籍やめちゃったのと内容自体はそこまで変わっていなかったっぽいので今回購入はしていない)。
逆に「こんなに必要?」と思うものもあって、もちろん筆頭はPython。自分も今はPython書いているので偉そうなことは言えないしブームなんだから仕方ないけど、Fluent Pythonとかあとは実務寄りだと黒い表紙の2冊(それぞれ違う出版社)、それは良かったんだけど他は無象無象感がすごい。そしてHTML/CSS。なんだか内容的には自分にはグッとくるものは少ない。いや、読者層としてそもそもターゲットではない自覚はあるんだけど。
変化が早すぎると、ただでさえコスパが悪い(らしい)技術書はますます出版されなくなっていく。自分はもともとスマホアプリの人だったので、10年近く前、始めたてのころは本当にたくさんのiOS/Androidの書籍を買って読み漁った。ただ、これらは基本的に毎年OSの機能が追加されたり変化したりして、情報がすぐに陳腐化するので、どんどん書籍の数は減っていった。今はむしろAndroidの方が残ってる感じ?(よくしらない)ですが、やたらSwift UIの書籍が面出しされているのは老兵には不思議でしょうがない。Auto Layoutの本は1冊しかなかったのに!
あと、Kindleをありがたがってる人もいらっしゃるんですけど、自分はPDFで買えない場合に、物理本よりはマシという理由で買う感じ。残念なのは、流し込みのレイアウトが性に合わない。ページをいったりきたりすると同じ内容がレイアウト上の違う位置に移動していたりして、あれすごいストレスたまります。あと、そもそもだが、ページめくりが遅い。なんであれあんなに重いの、そして改善されないの?となって、むしろ本当に大事にしたい場合は物理で買うな、よく考えると。出版社によってはKindleとPDF両方用意しているところもあって、間違えてKindle買ってしまって買い直したい本も結構あるんよなあ…
あかん、これやり出したらキリがないな。微妙に褒めているとも限らないので、上記の書籍のリンクは貼りませーん。