抽象化が得意なのではない、具体化が嫌いなだけだ

要旨を抽象化すると?

タイトルの通り。

具体的な説明

という冗談はさておき、本日感じたことです。わたしはと物事を抽象的に考えることが多く、学生の時には哲学をほんのちょっぴりかじったりしましたし、現在はプログラミングでの「よりよい設計」に心血を注ぐ、しがない中年です。

抽象化思考ができることは、個人的には「特技」だとすら考えていたのですが、「具体的にはどうするんだよ」という(世の中でよく見る)問答には大変弱いということが判明しました。正確に言うと、具体的に考えることが、嫌い。だって「本質」はもうわかってるんだから、残りはあまり興味がない。やってみればできるのですが、大変苦痛なので、「苦手」というより「嫌い、面倒」なんだなと認識を新たにしたのでした。

ここまででも、具体的なことが書いてないですよね。正に、こういうところです。お仕事上はもちろん頑張って必要に応じて具体例を出すし、なんなら時間をかけて説明を考えて披露すると褒められたりもするのですが、価値観として「具体」に重きを置いていない

ところが、周囲はもちろんそんな人間は稀なので、最近「つまりどういうこと?」と聞かれることが増えました。人がたくさんいる会社に入って、知らない人に自分の状況や意図を説明する機会が増えてきたが故だとは思いますが、これが予想外にきつい。「いや、もう一言でまとめちゃってんじゃん、そこから考えてくれよ」と一瞬だけ考えてしまう。これが大きな間違いであることを知っているだけ、まだマシですが。

いい加減に具体的なことを書きましょう。それなりの規模の企業に属すると、他人からの評価とか出世というやつが近くに寄ってきます。本当にそんなことにも興味がないので余計につらいんですが、人事評価のために長期間の目標を立てろと言われます。しかも具体的な目標を。これが圧倒的に向いていない。少なくとも、とても時間がかかります。「具体例を考えるの面倒だなあ」ではなくて、「こんなことをしてしまうと具体に縛られてしまう, よくない」と考えてしまうのです。つまり、むしろ積極的に拒否しているのです。

ま、他人が抽象的な説明しかしていなかったら、絶対問い詰めるんですけどね!

…すみませんでした、サボらず頑張ります!